しあわせはすぐそばにある

しあわせはすぐそばにある

お疲れさまでした。

憧れの人が亡くなった。

 

Tentamaキャンプを終えて、

実家に戻ると

父が留守だった。

あれ?っておもったら。

 

子どもたちが

『ひとみさんが亡くなったから

 おじいちゃんそこにいってるよ!』

そう教えてもらった。

 

ひとみさん?誰だろうと思ったんだけど。

すぐに誰かわかったの。

名前が違ったんだけど、確信した。

 

名字で呼ばないのは、かなり親しい人。

もしくは、父がお世話になった人だと

おもったから。

 

10才年上の彼女を

私はいつも憧れてみていた。

かってに、○○○お姉ちゃんって

よんでたの。

 

きれいだし

あんな人になりたいなーと

思ってた。

 

彼女が高校に入学したときも

あそこの高校にいったのか!

じゃあ、私も行きたいなー?とか

 

結婚しないのかなー?と

両親に聞いたことがある。

病気があって結婚断られたんだって

そんなことも耳にしたことがある。

 

そのとき、どーしてあんなキレイな

ひとを。。。って思ったことも

覚えている。

 

私はほとんど話したことがないのに

一方的に憧れてた。そんな存在。

 

何年か前に、実家に訪れたことがあって

あまりにも弱々しくなっている姿に

ショックだったことを思い出す。

 

あんなに華やかだった人がって

寂しくなったんだよな。。

 

 

一人でこたつに入って、

電気もつけっぱなし

座ったまま亡くなっていたそうだ。

 

お姉ちゃん

優しい顔してたよって

父が教えてくれた。

 

そっか、

なんか悲しかったけど。

お姉ちゃん楽になったかな?と

おもったの。

 

きっと、たくさんの困難を抱えて

誰にも言わないできたんじゃないかな?

育った環境は、特殊だったし

他言は禁物のよーな場所だったし。

 

いっぱいいっぱい涙をながし

いっぱいいっぱい乗り越えてきたように

おもったの。

 

だから、何度も

『お疲れさまでした』って

空に話しかけたよ。

 

亡くなった次の日。

急に、子どもたちを親友の美容室に

連れていったの。

 

本当に思い立って、行った感じ。

 

何となく、お姉ちゃんの話したら

親友もかなり関わりがあって

お通夜にいくときいたの。

 

そして、お姉ちゃんのことで

親友に相談を持ちかけられたので、

父に相談して

問題を解決することができたんだ。

 

お姉ちゃんの話なんて

一度もしたことなかったのに、

なんだか不思議で。

 

導かれたように、

私は美容室に行くことになったんだと。

いろんな人の計らいで

導かれてるんだなーと

おもったんだよね。

 

 

 

なんとなく、お姉ちゃんのことが

頭から離れず

夜空の月に向かってはなしかけてみた。

 
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『お姉ちゃん、お疲れさまでした』って。