しあわせはすぐそばにある

しあわせはすぐそばにある

はじまりはブチギレから

受験勉強が始まって

すぐのこと。

 

とりあえず過去問をやろう!

 

開いてみたら

これがまた難しくて

出来なかったわけ。

 

しくしくしくしく

涙を流しましてね。

 

旦那も開いて解いてみたところ

『むりだせーこれとけねーって』

と言いましたの。

 

この一言でブチギレましてね。

 

もともと塾の先生をしてたことの

ある旦那が受験勉強を教える

ことになったの。

 

ただ、彼は努力ができない男なの。

コツコツはむずかしい。

運動も勉強も、さらっとできた

男なのです。

 

やるっていったからには

やってもらわねば

ならないわけですよ。

 

だけど、口酸っぱく言っては

いけない。そこは舵取りの手腕の

みせどころね。

 

あなたと長女はちがう!と

ちがう?やってみなきゃわからないのに

大人が決めつけてどーする!!

と、かなり怒りましてね。

 

やってみて、ダメならしかたない

だけどやらないでダメは

ないだろう?と説教しましたの。

怒ったのはこの一度だけ。

 

出来ないところをとりあえず

とことんやってはどうかと。

そんな提案をしたのです。

 

私、超がつくほど勉強はできません。

運動しかしてなかったのでね。

それなのに説教したという

強者です(笑)

 

そして、つぎは長女に説教。

地元の中学にはいかないのよね?

じゃあ、新潟へ行きますか?

どうする?と考えてもらい

『お母さんは、やれるとおもってるよ』

『やれると思うから、言ってます』と。

 

やってダメなら、考えようよ。

 

そこから受験勉強がはじまりました。

旦那は、もちろん仕事もしてるし

帰りは遅い。

翌日に支障がないように

やり方をかんがえました。

 

時間は限られてるわけです。

ポイントをおさえてやることに

しましたの。

 

試験科目は、国語、算数、理科、社会。

 

算数がとくにむずかしいので

これは旦那の休みの週末に徹底。

あとの教科を平日にやる!

 

そんな流れをつくりました。

 

驚いたことに、

過去問をみながら、長女が

試験の傾向を分析しはじめたの、

これには驚いたなぁ。

 

そして、旦那も受かるためには

これだ!と問題集を買ってきて

二人三脚で受験勉強がはじまったの

 

あーでもない

こーでもないと

むずかしい問題をときあう

二人はなかなか面白かった。

 

しかも二人とも面白そうに

やってるわけですよ。

解けない問題があると、ぶつぶつぶつ

いいながら、解きあっててね

 

なかなか良いですよ!と

思って見守りました。

 

この二ヶ月で、すこし距離のあった

父と娘は、あたらしい絆が

できたようにおもう。

 

よかったなぁ~と思ったのだ。

 

努力ができない男も

それなりに努力ができたことが

よかったなーと。

 

長女に

がんばったなーと私のいないところで

伝えてたのが地獄耳の私には

聞こえましてね(笑)

 

誰よりも心配してたのは

旦那だったのだろうと(笑)

 

まっ、とにかく2ヶ月の

受験プログラムいろんな意味で

よかったのです。

 

 

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